Slim Phattyには、自動ノート・キャリブレーションがあります。
Slim Phattyを45分間ウォームアップした後、マスター・メニューのSystem Utilitiesサブメニューからノート・キャリブレーションを実行してください。(この情報はマニュアルのP.45にあります)
ノート・キャリブレーション :
キャリブレーションオプションでは、ノート・キャリブレーションを選択できます。
各オシレーターとオクターブの設定に対して、個々のノートを正確にキャリブレーショ ンします。
ENTERを押して、ノート・キャリブレーションメニューにアクセスします。
ノート・キャリブレーションメニューが表示され、キャリブレーション範囲を設定できます。
デフォルトの音域はMIDI音符で12から116です。
これらの音符ごとに、16'から2'までの各オクターブ設定でピッチがキャリブレーションされます。
音域を変更するには、カーソル・ボタンで開始または終了位置に移動し、VALUEノブでMIDIノートの値を選択しENTERを押します。
注:デフォルトの範囲(12~116)を使って全音符の校正を行うと、完了までに約2時間かかります。
音符の範囲を狭く指定することで、キャリブレーションの時間を短縮することができます。
続行するかどうかを尋ねられますのでVALUEノブを使用してYESまたはNOを選択します。
NO を選択し、ENTER を押すとSystem Utilities Calibrationメニューに戻ります。
そうでない場合は、YES を選択して ENTER を押します。
キャリブレーションが開始され、ディスプレイが図のように表示されます。
表示される値は、キャリブレーション対象のMIDIノート番号、校正値(これはSPのEEPROMに保存されている値です)、およびMIDIノート番号セント単位での実際の測定音です。
ノート・キャリブレーションは、まずオシレーター1、次にオシレーター2について、指定された音域を個別にチューニングしながら進みます。
注:MASTERボタンを押すと、いつでもノート・キャリブレーションを終了できます。
終了するとその時点までに調整された音だけが保存されます。
残りのノートは以前のキャリブレーション値に戻ります。
この方法でノート・キャリブレーションの操作を中断すると、チューニングが不正確になることがあります。
ノート・キャリブレーションが完了すると、'SUCCESSFUL'というメッセージが表示され、新しいキャリブレーション値がSPのEEPROMに保存されます。
キャリブレーションを終了するには、ENTERを押してSystem Utilities Calibrationメニューに戻るか、MASTERを押してキャリブレーションを終了し、System Utilitiesメニューの最上位階層に戻ります。
ノート・キャリブレーションが終了したら、すぐに Osc 2 Freq キャリブレーションを実行することを推奨します。(マニュアルの47ページ)
Osc 2 Freq キャリブレーション:
キャリブレーションオプションでOsc 2 Freq キャリブレーションが選択できます。
編集ダイヤルをCCW方向に回しきるとOSC2がちょうど1f下がり(-7セミトーン)、CW方向に回しきるとOSC2がちょうど1f上がる(+7セミトーン)ように、OSC2のFREQコントロールをキャリブレーションします。ENTER を押して、Osc 2 Freq キャリブレーションメニューにアクセスします。
続行するかどうかを尋ねられますのでVALUEノブでYESまたはNOを選択します。
NO を選択し、ENTER を押すとSystem Utilities Calibrationメニューに戻ります。
そうでない場合は、YES を選択して ENTER を押します。
キャリブレーションが開始され、ディスプレイは図のように表示されます。
ディスプレイに表示される最初の数字は、キャリブレーションの基準となる音(MIDIノート60)です。
2番目の数字は校正値(これはSPのEEPROMに保存されている値です)、3番目の数字は実際の測定音で、MIDIノート・ナンバーがセントで表示されます。
キャリブレーションが始まると、SPはまずベース音にチューニングします。
このとき、測定された音価は60.00に集中します。
その後、音符が67.00まで上昇すると校正値は変化し、その時点で最大値(+7半音)が校正され、音符が53.00まで下降すると最小値(-7半音)が校正されます。
Osc 2 Freq キャリブレーションが完了すると、'SUCCESSFUL'というメッセージが表示され、新しいキャリブレーション値がSPのEEPROMに保存されます。
キャリブレーションを終了するには、ENTERを押してSystem Utilities Calibrationメニューに戻るか、MASTERを押してキャリブレーションを終了し、System Utilitiesメニューの最上位階層に戻ります。