テルミンの世界では、一般的に左手で各音の音量と音の区切りをコントロールします。手をボリューム・アンテナ(ループ・アンテナ)に近づけると音量が小さくなり、最終的には手をループに近づけるか、ループの中に入れると音が出なくなります。手を遠ざけると音量が上がります。


ボリューム・アンテナ・レンジを調整する場合、実際には手の動きによる音量の変化率を設定することになります。つまり、ソフトなアタックやダイナミクスをより細かくコントロールしたい場合は、VOLUME RANGEノブの値を低め(反時計回り)にするとよいでしょう。個々の音符をクリーンかつ強めのアタックで演奏したい場合は、VOLUME RANGEノブを時計回り方向に回します。