MPC ONEは7インチのタッチスクリーンディスプレイで、ハンドジェスチャーでサンプルを編集し、トリミングすることができます。
また、ノブやタッチキーが搭載されているため、メニューに目を通す必要がありません。
MPC Oneは、USB・MIDI IN・CV/Gate・1/4 ラインレベルのオーディオ入力が可能です。
USBとSDカードスロットを搭載しているので、音楽の保存、転送、共有が可能です。
よくあるご質問
- MPC Oneのシステムスペック
- MPC OneのOS対応状況
- MPC One対応のMPC2.0のバージョンについて
- ディスプレイについて
- ストレージについて
- 外部ストレージの対応について
- バッテリーについて
- 付属ソフトウェアについて
- オーディオトラック録音について
- MIDIトラックのロードについて
- マルチティンバー(複数音源の同時発音)について
- USB MIDIコントローラーについて
- 別途作成したプロジェクトをMPC Oneで読み込めますか?
- スタンドアローンでプロジェクトを実行する場合とMPC2.0ソフトウェアで実行する場合の違いについて
- MPC Oneの入出力数について
- MPC Oneをコントローラーモードにしたまま、内蔵ドライブにアクセスできますか?
- 内蔵ストレージに直接コンテンツを転送することは可能ですか?
- MPC Oneは古いファイル形式に対応していますか?
- MPC Expansion Packや他社製のサンプルをMPC Oneに追加でインポートすることはできますか?
- どのようなサンプルフォーマットに対応していますか?
- MPC Oneの録音解像度について
- マイクを接続することはできますか?
- その他のチュートリアルについて
- 付記:参照資料
MPC Oneのシステムスペック
MPC Oneは、1.8GHzクアッドコアプロセッサと2GBのRAMを搭載しています。
MPC Oneの内部ストレージ容量は4Gbです。
そのうちの2Gbは予め内蔵されているサウンドに割り当てられており、残りの2Gbにて他のサウンドを使用することができます。
USBポートやSDスロットを使って、ストレージを追加することができます。
MPC OneのOS対応状況
MPC Oneは、Windows 10およびMac OS X 10.13以上での使用に対応しています。
MPC OneをMPC Softwareのコントローラーとして使用する場合、ドライバーのダウンロードが必要です。
MPC One対応のMPC2.0のバージョンについて
MPC Oneは、現在最新バージョンであるMPC Software 2.11.12に対応しています。
ディスプレイについて
MPC Oneは、7インチ(5.9インチ×3.7インチ)のフルカラー、マルチタッチディスプレイ(解像度1280x800、アスペクト比16:10)を搭載しています。
タッチ操作だけでなく、ピンチ操作による拡大・縮小、ダブルタップによる詳細設定など、様々なタッチジェスチャーに対応しています。
ストレージについて
MPC Oneの内部ストレージ容量は4Gbです。
そのうちの2Gbは予め内蔵されているサウンドに割り当てられており、残りの2Gbにて他のサウンドを使用することができます。
また、USBポートやSDスロットを使って、ストレージを追加することができます。
外部ストレージの対応について
MPC Oneは、全てののUSBメモリーと標準的なSD、SDHC、SDXCカードに対応しています。
USBメモリーについてはドライブの容量に制限はありませんが、SDカードは最大2TBのサイズまでサポートされています。
なお、外付けドライブに関しては、exFATでのフォーマットを推奨します。
バッテリーについて
MPC Oneはバッテリーを搭載していないため、付属の電源アダプターでコンセントに接続する必要があります。
(電源規格:19 V・3.42A・センタープラス)
付属ソフトウェアについて
MPC ONE付属ソフト一覧
- MPC 2.0 Software
- The Vault 2.0
- MPC 2.0 Clip Launch Pack
- Essential Instruments 2
- MPC 2.0 Demo Projects
- MPC 2.0 Deep House
- MPC 2.0 Drum N Bass
- MPC 2.0 EDM & Future House
- MPC 2.0 Tech House
- AIR Loom
- AIR Vacuum Pro
- AIR Velvet
- AIR Xpand!2
- AIR Mini Grand
- AIR DB-33
- AIR theRiser
- AIR FX Collection Classic
- SONiVOX Session Drums
- The Bank
- The 809
- The Noise
- The Wub
- Hybrid 3
付属ソフトウェアは、MPC Oneを製品登録した後にダウンロードできるようになります。
※現在互換性のないソフト(The Bank、The 809、The Noise、The Wub)もDL可能となっておりますが、
OSの切り戻し等を実施しないとご使用いただけません。予めご了承くださいませ。
※上記の内容は予告なく変更する場合があります。
登録方法とコンテンツのダウンロード方法については、こちらのガイドをご覧ください:
オーディオトラック録音について
スタンドアローンモードでは、最大8つのオーディオトラックが使用可能です。
MPC Softwareをコントローラーモードで使用する場合はオーディオトラックの制限はありません
※PCのマシンパワーに依存します。
MIDIトラックのロードについて
MPC Oneはスタンドアローンモードでシーケンスごとに最大128のMIDIトラックをロードすることができます。
MIDIトラックはMIDIデータのみで構成され、オーディオデータはありません。
このトラックは、プログラム(ドラム、キーグループ、プラグイン等)を使用して音を出します。
一般的なDAWとは異なり、各MIDIトラックはシーケンスの中に格納されます。
この利点は、すべてのシーケンスで空のトラックや不要なトラックを管理する必要がなく、
各シーケンスの中で使用したいトラックだけを含んでいます。
マルチティンバー(複数音源の同時発音)について
MPC Oneは2.8ファームウェアアップデートにより、マルチMIDIコントロールに対応しました。
マルチMIDIコントロールは、最大32台のクラスコンプライアントUSBキーボード、MIDIインターフェース、USB to CVモジュールを同時に接続することができ、I/O性能を大幅に向上させることができます。
マルチMIDIコントロールについては下記をご参照ください。
USB MIDIコントローラーについて
MPC OneのUSBポートは、ファイル転送・追加ストレージ・USB MIDIコントローラの入力等様々な用途に使用できます。
ファームウェアv2.8以上のMPC Oneは最大32個のクラスコンプライアント対応MIDIコントローラを接続することができます。
また、電源付きUSBハブをOneのUSB接続することで、USB I/Oを最大32個のMIDIポートまで拡張することができます。
別途作成したプロジェクトをMPC Oneで読み込めますか?
MPC Oneは、旧バージョンのソフトウェアや古いMPCで作成されたプロジェクト、プログラム、およびシーケンスを認識します。
※インポートする際に、自動的に最新のフォーマットに変換します。
スタンドアローンでプロジェクトを実行する場合とMPC2.0ソフトウェアで実行する場合の違いについて
主な違いはサードパーティのVSTサポートになります。
MPC Software2.0は64ビットVSTおよびAUプラグインをサポートしていますが、MPC Oneをスタンドアローンで使用する場合、上記のプラグインを使用することはできません。
MPC Oneの入出力について
MPC Oneの入出力接続は以下のとおりです:
- (2) 1/4” (6.35 mm) TRS inputs (1 stereo pair)
- (2) 1/4” (6.35 mm) TRS outputs (1 stereo pair)
- (1) 1/8” (3.5 mm) stereo headphone output
- (1) 5-pin MIDI input
- (1) 5-pin MIDI output
- (4) 4 TRS CV/Gate Jacks, 8 Outputs Total using a Y-cable
- (1) USB Type-A port
- (1) USB Type-B port
- (1) SD Card slot
- (1) Power Adapter input
MPC Oneをコントローラーモードにしたまま、内蔵ドライブにアクセスできますか?
MPC Oneがコントローラーモードの場合、内蔵ドライブにアクセスすることはできません。
代わりにMPCのブラウザーにはコンピュータのハードドライブが表示されます。
この為、MPC Oneのファクトリーコンテンツや追加エクスパンション、プラグインはすべてAkaiアカウントからコンピュータに直接ダウンロードすることができます。
外部ストレージデバイス(USBまたはSD)を使用して、ファイルやプロジェクトをMPC Oneからコンピュータに直接転送します。
内蔵ストレージに直接コンテンツを転送することは可能ですか?
すべてのコンテンツはMPC Oneの内部ストレージに転送する前に、USBドライブまたはSDカードに保存する必要があります。
内部ドライブは、コンピュータに接続されても使用可能なドライブとして表示されません。
MPC Oneは古いファイル形式に対応していますか?
MPC5000、MPC4000、MPC3000、MPC2500/2500XL、MPC1000、MPC500のような以前のバージョンのMPCやハードウェアMPCからのプロジェクト、プログラム、シーケンスと互換性があります。
なお、主に以下のファイルタイプをサポートしています。
.AKP、.ALL、.IPT、.PGM、.PRJ、. snd、.mid、.seq、. APS、.50k、.50s
MPC Expansion Packや他社製のサンプルをMPC Oneに追加でインポートすることはできますか?
MPC Expansionsとサードパーティーのサンプルパックは、外部ストレージを介してスタンドアローンにインポートすることができます。
外部ストレージをMPC Oneに接続すると、ブラウザからExpansionsやサンプルパックにアクセスできるようになります。
詳細は下記をご参照くださいませ。
注意:MPC Oneはコントローラーモードで接続されている場合、外付けドライブをデスクトップにマウントしません。
外部ドライブに拡張をエクスポートするには、ストレージデバイスをコンピュータの利用可能なポートに直接接続してください。
どのようなサンプルフォーマットに対応していますか?
MPC Oneは、以下のサンプルフォーマットに対応しています:
- AIF/AIFF
- FLAC
- MP3
- OGG
- WAV
MPC Oneの録音解像度は?
スタンドアローンモードでの最大録音解像度は24ビット、44.1kHzです。
コントローラーモードでMPC Oneを使用する場合、録音解像度は24ビット96kHzまで設定可能です。
マイクを接続することはできますか?
MPC Oneはマイクプリアンプが内蔵されていないので、入力されるマイク信号を増幅することができません。
マイクをマイクプリアンプ付きのミキサーに接続し、ミキサーのライン出力をMPC Oneのライン入力に接続する事で対応可能です。
他のチュートリアルについて
MPC Oneの機能と特徴にフォーカスした一連のビデオチュートリアルを作成しましたので、すぐにワークフローをマスターすることができます。
MPC Beats Academyのチャンネルはこちらからご覧ください:
付記
- Akai Pro MPC X, Live & One: Understanding and Loading Programs
- Akai Pro MPC Standalone Series - Arranging Your Beat Into A Song
- Akai Pro MPC Standalone Series - Using Song Mode
- Akai Pro MPC Standalone Series - Exporting & Sharing Your Beat