BFD3ではしばしば、黄色い注意マークが表示されます。

この記事では、これらが表示される一般的な理由と、今後これらを排除するための最善の方法について説明します。



目次:


 

この注意マークは何を意味するのか


BFD3で表示される黄色い注意マークは、利用できないコンテンツのインジケータとして使用されます。

下の例では、利用できないプリセットを読み込んだ際に、キットのピースの横に注意マークが表示されています:


Triangles1.png


このエラーは、BFDがオーディオコンテンツを見つけることができないという表示です。

具体的には、BFD3が指定されたコンテンツの場所からこのプリセットを取り込もうとしているのですが(詳しくは後述します)、キットのピースが見つからない状態を示しています。

 

注意マークが出る原因


BFD3でこのエラーが表示される原因には、一般的に2つの要因がありますが、どちらも基本的な問題から表示されます。:


BFD3が選択したオーディオコンテンツをロードできない。

その原因と対処法について:

下の例では、コンテンツのロケーションのリストが表示されています。


Triangles 2.png


これは、サンプルを保存している外付けドライブが接続されていないため、コンテンツの場所自体が利用できないことを示しています。

BFD3は指定されたコンテンツロケーションが利用できない場合、起動時に警告を表示します:


Triangles 3.png

 

上記のエラーメッセージが表示される場合、外付けハードディスク・ドライブを再接続し、これらの場所を再スキャンすれば、この特定の問題は解決するでしょう。

オーディオコンテンツが接続されたハードドライブにあるにもかかわらず、黄色い注意マークが表示される場合、問題はコンテンツロケーションの読み込みにあります。

単に外付けハードディスクを接続するよりも複雑ですが、この問題は解決できます。

次のセクションでは、この問題を解決するための試行錯誤の方法について詳しく説明します。

 

対処法


Part 1: 適切にファイルを管理する

注意マークをなくし、オーディオコンテンツをうまく読み込むには、適切なファイル管理が必要です。


BFD3には、非常に多くの設定項目があります。

エクスパンションパック、そのダウンロードチケット、ライセンスマネージャ、そして実際のソフトウェアを考慮すると、途中でファイルの配置を誤ったり、間違った場所インストールしたりすることがしばしばあります。

下記の例では、純粋にエクスパンションパック(オーディオコンテンツ)がどこにインストールされているかに注目しています。

このため、マスターオーディオコンテンツフォルダを作成することをお勧めします:

Screen Shot 2021-04-02 at 1.22.45 PM (2).png


これで、すべてのエクスパンションを1つのフォルダに保存できるようになりました。

このシンプルなファイル管理によって、エクスパンション やオーディオコンテンツのBFD3へのインストールが簡単になります。


では、一度作成された場所にインストールされていることをどうやって確認するのか?


BFD License ManagerアプリでPreferencesに入り、"Download location"でオーディオコンテンツのインストール先を指定できます。その画面で上記にて作成したマスターオーディオコンテンツフォルダを選択します。



Triangles 5.png


すべてのオーディオコンテンツが、アクセスしやすい1つの場所にインストールされていることがわかったので、以前にインストールしたエクスパンションを、この1つのマスターフォルダにドラッグ&ドロップすることもできます。

 

Part 2: 適切なコンテンツ配置

エクスパンションが配置されているフォルダがきちんと整理されているのに、BFD3に表示されない場合


これから始められる方も、すでに複数のエクスパンションパックをお持ちの方も、以下のステップに従うことで、オーディオコンテンツを適切に読み込むことができます:


1) すべてのエクスパンションマスターオーディオコンテンツフォルダにあることを確認し、フォルダが内蔵されていない場合は外付けドライブを接続します。


2) BFD3にてTools > Set up content locations...を選択します。


Triangles 6.png


3) Remove All Content Pathsをクリックし、完了させます。


Remove ALL Content paths.png


4) Search Folderをクリックし、マスターオーディオコンテンツフォルダを選択後、Openをクリックします。


sEARCH foLDER.pngTriangles 7.png


5) BFD3は、マスターオーディオコンテンツフォルダ内のすべてのエクスパンションをスキャンし、それぞれの適切なコンテンツパスを自動的に確立します。エクスパンションの数にもよりますが、これには数分かかることがあります。


6) このスキャンが完了したら、Add BFD2 Pathsをクリックします。(BFD2コンテンツがないと思われる場合でも、いくつかの古いエクスパンションでは、正しく機能するためにこれらのパスを確立する必要があります。)


Add BFD2 Paths.png


7)すべてのエクスパンションがBFD3にきちんとロードされ、使えるようになっているはずです。

プリセットをダブルクリックしてロードし、演奏を始めてください。



Summary

注意マークの原因となる最も一般的な問題は以下の通りです:

  • 外付けドライブがコンピュータに接続されていない/認識されていない
  • コンテンツの配置場所が不適切

このガイドをお読みになった後もこのような問題が発生する場合は、コンテンツの場所のスクリーンショットとマスターオーディオコンテンツフォルダのスクリーンショットを添付の上、弊社サポートスタッフまでお気軽にお問い合わせください。