本記事では、MPC Standalone および MPC Desktop Software でプラグイントラックを読み込む際に表示される “Plugin Not Activated(プラグインがアクティベート=有効化 されていません)” エラーの解決手順について説明します。


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MPC Standalone 


スタンドアローンのMPC で新しいプラグイントラックを読み込んだ際に “Plugin Not Activated” というエラーが表示される場合、

MPC で設定されている「デフォルトプラグイン」が原因 で発生しています。


 

未購入の有料プラグイン、または 試用期間が終了したプラグインがこのデフォルトプラグインとして設定されていると、MPC はそのプラグインを使用できず、アクティベーションを求めるメッセージを表示します。


シナリオ 1 – 修正方法


有料プラグインを購入済み、またはトライアル版を試用中の場合:

Menu > Preferences > Activations

からプラグイン名称の左手に表示されるACTIVATEボタンを押し、プラグインをアクティベートしてください。




シナリオ 2 – 修正方法


有料プラグインを購入していない、または試用期間が終了している場合:
MPC でデフォルトとして設定されているプラグインを「Default Plugin」から確認します。

1. Standalone モードで

Menu > Preferences > Project Defaults を開きます。


2. 下へスクロールし、「Default Plugin Synth」欄 を確認します。


この欄に未購入のプラグイン(例:Fabric)が表示されている場合は、その部分をダブルタップし、
以下の 標準搭載(無料)MPC プラグイン のいずれかを選択してください:

• Bassline
• Electric
• Drumsynth Multi
• Hype
• Mellotron
• Odyssey
• Solina
• TubeSynth 

3. 選択後、SELECTをタップします。


4. Main Mode に戻り、新しいプラグイントラックを作成してください。

これで、新規プラグイントラック作成時にエラーが表示されなくなります。



MPC Desktop Software


MPC Desktop ソフトウェアで、新規プラグイントラックを読み込んだ際に “Plugin Not Activated” のエラーが表示される場合も、デフォルトプラグインの設定が原因 です。



こちらも、デフォルトに 未購入の有料プラグイン または 試用期間切れのプラグイン が指定されている場合、アクティベーションが求められます。


シナリオ 1 – 修正方法

有料プラグインを購入済み、または試用中の場合:

Menu > Edit Preferences > Activations

からアクティベートしてください。




シナリオ 2 – 修正方法

有料プラグインを購入していない、または試用期間が終了している場合:


1. Menu > Edit > Preferences に進みます。 


2. Project Defaults > Default Plugin Synth をクリックし、プルダウンから以下の標準MPCプラグインのいずれかを選択します:


• Bassline
• Electric
• Drumsynth Multi
• Hype
• Mellotron
• Odyssey
• Solina
• TubeSynth 


3. OK をクリックします。

以上の設定後、新しいプラグイントラックを作成してもエラーは表示されません。


MPC Standalone および MPC Desktop ソフトウェアで利用できるプラグインの種類については、以下の記事をご参照ください:Akai Pro MPC Series | 一部のプラグインが MPC で使用できないのはなぜですか?